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インドの化粧品会社Sugar Cosmetics、5千万ドルのシリーズD資金調達

インドの化粧品会社Sugar Cosmeticsは、5月30日、コンシューマー業界特化型グローバルプライベートエクイティ会社Lキャタルトンのアジアファンドの主導でシリーズDラウンドにおいて5000万ドルの資金調達を実施したと発表した。拡大したラウンドでは、既存の機関投資家(A91 Partners、Elevation Capital、India Quotient)の継続的な投資があり、複数のプライベートエクイティファンドから強い関心が寄せらた。同社は急速に拡大するインドの美容およびパーソナルケア市場での製品開発とデジタルマーケティングの強化を加速する。

Sugar Cosmeticsは、2015年、Vineeta Singh氏とKaushik Mukherjee氏によって立ち上げられた。Z世代とミレニアル世代の消費者向けに開発した「Nothing Else Matters」、「Matte As Hell」、「Seal The Show」などのリップ製品はベストセラーになり忠実な顧客基盤を築き上げることに成功。

最初の2年間はD2Cブランドのみでの運営で2017年の年間売上高は11億ルピーだった。その後、カラーコスメ、スキンケア分野へのビジネス展開を拡大しオフラインの小売業へも参入した。2019年の年間売上高は54億ルピーで、2020年度には倍増の105億ルピーの売上高を達成した。現在、インド国内550以上の都市で40000以上の小売店で展開している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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