米グラミネックス（オハイオ州）は、5日、女性の尿失禁と泌尿器の健康に関するグラミネックス花粉エキスの臨床試験を完了し、良好な結果を得たと発表した。
アメリカで尿失禁を有する健康な女性190人を対象に、グラミネックス花粉エキスの有効性を検討するランダム化二重盲検プラセボ対照試験を実施した。中間解析の結果、グラミネックス花粉エキス試験群では、複数の尿失禁QOL（生活の質）指標において、顕著な改善が認められた。
花粉エキスについては長年にわたり、女性の更年期症状に関する研究が行われてきた。尿失禁は、産後の女性や更年期の女性でより顕著に見られる。近年、グラミネックスは、より女性特有の健康問題である尿失禁、特にストレス誘導性の切迫尿失禁に対する効果を発見した。同社の最高業務責任者（CBO）コリーン・メイ氏は、「尿失禁によりQOLの低下を経験している女性が数多くいる。今回の試験結果を受け、グラミネックスは、最も必要とされる時期に女性の生活の改善に貢献する自然な代替品を提供していきたい」などと述べている。
