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未治療ニキビは成人期の心理社会的幸福に影響

ニキビ治療の社会的および心理的影響を献血者集団を対象とした横断的研究の結果が8月21日、「Journal of cutaneous medicine and surgery」オンラインに掲載された。

青年期および成人期のニキビは、社会経済的地位および健康関連の生活の質に長期的な影響を与えると考えられている。今回の研究では、18~35歳の1万7428人の献血者を対象とした全国横断研究で治療済および未治療のニキビの有病率を推定し、長期的な影響を検討した。

その結果、対象者の20.6%は治療済ニキビ、7.8%は未治療ニキビとして識別された。どちらも総収入への長期的な影響とは関連していなかったが、治療済ニキビは学生または高スキル被雇用者と関連していた。未治療ニキビは自営業との関連が一般的だった。さらに、未治療ニキビは、精神的健康関連生活の質の低下と抑うつ症状のオッズ比の増加に関連していた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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