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目の隈にはフラクショナルCO2レーザーが有効

目の隈に対するカルボキシセラピーとフラクショナルCO2レーザーの有効性を比較した無作為化臨床試験の結果が9月6日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

今回の研究では、23歳から52歳で両側の目に隈のある患者(平均年齢38.22±8.3歳、平均疾患期間45±12.3か月)を対象に、片側にカルボキシセラピー(30人)、もう片側にフラクショナルCO2レーザー(30人)の施術を受けて効果を比較した。施術は2週間隔で4セッションが行われ、各セッションで主観的 (患者の満足度と医師の判断) および客観的 (デジタル写真)評価が行われた。

その結果、2回目の治療セッションの後、時間の経過とともに、患者の満足度はカルボキシセラピーよりもフラクショナルCO2レーザーの方が著しく優れていた。医師の判断では、2週目と6週目以降の改善率はカルボキシセラピーよりもフラクショナルCO2レーザーで高かった。一方、他のセッションでは、統計的に有意な差は見られなかった。両グループとも有意な副作用は観察されなかった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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