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化粧品の香りとストレスの関連を測定する方法を開発

化粧品の香りによるストレス抑制効果を測定する方法の開発結果が9月15日、「Cosmetics」オンラインに掲載された。

今回のプラセボ対照試験では、化粧品(フェイス クリーム)に含まれる匂いの成分1種に関連するリラクゼーションまたはストレス リリーフ効果を評価する方法を開発。健康な女性25人を対象とした製品テストを実施した。感情に関するアンケート、唾液サンプルによるコルチゾールとα-アミラーゼ(どちらも一般的なストレスマーカー)濃度分析、および脳波検査(モバイルEEGを使用)によるストレス誘発前後のアルファ脳波測定が行われた。

その結果、プラセボ アプリケーションとの比較で、負の感情が大幅に減少し、コルチゾール レベルが大幅に低下し、α 活性の大幅増加が認められ、匂い成分を含む化粧品が有意なストレス軽減をもたらすことが示された。これらの結果から、開発された評価方法が、2つのサンプルでの比較分析に適しているというエビデンスが得られた。今後は、さらに最適化を模索し、人間に対する化粧品の心理生理学的効果を評価への応用が期待される。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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