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ストレスと肌の老化との関連を検討

心理的ストレスと肌の老化の認識の関連を検討した結果が4月17日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

皮膚の老化には、さまざまな要因の影響によるさまざまな構造的および機能的変化が伴う。肌の老化前(preaging skin)とは、20代から30代前半に現れ、心理的ストレスによって引き起こされる可能性がある、自己認識される肌の老化の兆候を説明する比較的新しい概念である。今回の研究では、中国と日本の主要都市に住む403人の若い女性(18~34歳)、60人の皮膚科医、60人の心理学者を対象にオンライン調査を実施。中国と日本の主要都市に住む403人の若い女性(18~34歳)、60人の皮膚科医、60人の心理学者を対象にオンライン調査を実施。皮膚の兆候、ストレスと老化の関係についての理解/認識についての質問、および人口統計の収集を行った。ストレスレベル評価にはDASS-21(Depression Anxiety Stress Scales)を用い、ストレスレベルは正常または軽度から極度に重度の2つに層化した。

その結果、若い女性のストレス レベルは 52.6%が正常、47.4%が軽度から極度の重度だった。軽度から極度に重度のストレスグループでは、より多くの女性が老化前に関連する皮膚症状を報告しており、その上位3つは肌荒れ、代謝率の低下、 そして肌のくすみだった。ストレスとの関連性が最も強く認識されている皮膚症状の上位3つは、若い女性の場合で目のクマ、代謝の低下、肌のくすみ、医療従事者でにきび、乾燥肌、皮膚の発疹だった。

 

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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