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米国政府推奨の2つの体脂肪アプローチ戦略の効果を確認

米国で実施された2つの体脂肪減少促進アプローチの有効性を比較した研究結果が、「Annals of Family Medicine」5-6月号オンラインに掲載された。

2011年以来、米国当局は、より健康的な体脂肪組成に対する、疾病管理予防センターによる糖尿病予防プログラムのカロリー計算(CC)アプローチと、米国農務省のMyPlate(連邦栄養ガイドラインの遵守)の2つのアプローチをサポートしている。今回の研究では、成人261人(低所得の過体重者、ほとんどがラテン系)を対象にCCおよびMyPlaceの比較を行う6か月間の無作為化試験を実施。プライマリケア患者における満腹感/満腹感およびより健康な体脂肪組成の達成に対するCCアプローチとMyPlateアプローチの効果の比較を目的とした。

その結果、満腹感と満腹感スコアは両方のグループで増加した。腹囲は両方のグループで大幅に減少した。CCアプローチグループではなく、MyPlateアプローチグループで6か月時の収縮期血圧が低かった、12か月時では低下は確認されなかった。MyPlateグループ、CCグループともに、生活の質と精神的幸福が向上し、割り当てられた減量アプローチに対して高い満足度を報告した。アプローチにもっとも適応した参加者で、腹囲の最大の減少が認められた。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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