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ボトックスによるアレルギー、初の報告

2013年9月に、目じりの小じわ改善の治療薬としてFDA(米国食品医薬品局)が承認したボトックス剤onabotulinumtoxinAの副作用が報告された。

「Aesthetic Surgery Journal」オンライン版に5月20日掲載された報告では、患者は43歳女性。ボトックスとヒアルロンサン剤のJuvédermを注入後に、激しいかゆみを訴えた。ブリックテストおよびパッチテストを実施し、T細胞媒介型のアレルギーであることが確認されている。

著者らによれば、onabotulinumtoxinAによるアレルギーの報告としてはこれが初めて。これまでのところ、ボトックスにはアレルギーはほどんとないと考えられており、ボトックス注入に際しても、通常、アレルギーテストは行われていないため、今後は注意が必要となるかもしれない。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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