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未殺菌のフルーツジュースにご注意を

カナダ保健省は10月17日、未殺菌(unpasteurized)のジュースやサイダーについての注意喚起を発表した。

カナダでは秋の収穫期を迎え、新鮮な果物や野菜を使った未殺菌のジュースやサイダーがファーマーズ·マーケット、地元の果樹園、道端のスタンドやジュースバー、地元スーパーなどで販売されている。これらを消費する前に、未殺菌ジュースやサイダーが有害な細菌、寄生虫やウイルスに汚染されている可能性があることを知っておくことは重要である。これらの飲料による食中毒で健康な成人が重病化することはないが、免疫が低い幼児、妊婦、高齢者などでは死亡につながることもある。カナダ保健省では未殺菌飲料に関するガイダンスをすでに更新している。

食中毒の主な症状は、胃けいれん、嘔吐、発熱、下痢。彼らは、汚染された食品を食べた後10日以内に発生する可能性がある。これらの症状のいずれかが出て、食品が原因の疑いがある場合は、すぐに医師に診せることが重要である。

日本では「ローフード」がブームになりつつあるようだ。ロー(raw)、つまりは加熱していない「生の」原料をそのまま食べようという運動は、美容と健康に良いとされる酵素を摂るのにも最適と言われている。「ローフード」の定義はさまざまだが、加熱殺菌を避けることで未殺菌状態となった食品も含まれている場合は、日本でも食中毒の危険性もあることを覚えておいた方がよさそうだ。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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