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カロリー表示は遊園地のポップコーンや自販機にも

米国食品医薬品局(FDA)は11月25日、食事のカロリー表示における新しいルールを発表した。

新ルールによると、20以上のチェーン店を持つ飲食店はすべて、メニューへのカロリー表示が義務づけられることになった。飲食店の中には映画館のポップコーン販売カウンターやアイスクリームショップ、ベーカリー、コーヒーショップのほか自動販売機も含まれる。適応されないのは、店舗数20未満か独立したレストラン。食料品店、移動販売のスナックやアイス、飛行機や列車などの食事サービス。

このルールは、the Patient Protection and Affordable Care Act(PPCAC、患者保護並びに医療費負担適正化法)、通称オバマケアの一部として施行が必要とされたもので、医療改革の一環に位置付けられている。カロリーや栄養表示により自分の食生活をチェックし、食べ過ぎを防ぎ、肥満や糖尿病を防ぎ、最終的には医療費削減につなげようという狙いがある。

レストランなどは1年の猶予期間、自動販売機には2年の猶予期間が与えられ、全面的な実施は2016年になる予定。カロリーと栄養情報はメニュー脇に記載する必要はなく、客の要求に応じて書面で渡すことも可能という。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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