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外食が多いと太りやすいうえに、高血圧リスクも増加

外食と高血圧が関連するという研究結果が4月10日、Duke-NUS Graduate Medical School Singaporeから発表された。詳細は「American Journal of Hypertension」オンライン版に掲載されている。

外食は高カロリー、高飽和脂肪酸、高塩分の摂取と関連し、これらの摂食パターンは高血圧を引き起こすと考えられている。Duke-NUS Graduate Medical School SingaporeのTazeen Jafar教授らは、シンガポールの18-40歳の501人から、食事行動などのライフスタイル、血圧、BMIなどのデータを収集した。

その結果、全体での高血圧予備軍は27.4%だったのに対し、週12回以上外食だった人では38%だったことがわかった。高血圧予備軍は女性10%、男性49%で、男性が多かった。高血圧予備軍および高血圧の人はそうでない人に比べて、外食率が高く、BMI値が高く、運動などの身体活動レベルが低く、喫煙者だった。この研究は、外食が高血圧を招く可能性をしめした初めての研究であり、外食1回につき高血圧予備軍になる可能性(オッズ)が約6%上昇していた。Jafar教授らは特に若年男性の高血圧予防に、そのライフスタイルへの介入が効果的であるとしている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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