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ダイエットをしている人の17%が過食症

ダイエット中の成人における過食症リスクの割合を調査した結果が5月11日、「Public Health Nutrition」に掲載された。

イタリアで行われたこの調査には、6390人のダイエット開始または体重管理中の成人男女(女性72%、年齢18-81歳)が含まれた。過食症は過食症尺度(BES)のスコアが18以上と定義された。不安尺度、うつ病問診票等を使用して不安感やうつの度合いを評価した。性別、年齢、婚姻状況、教育レベル、喫煙の有無、運動歴などは過食症の潜在的なリスク因子として評価した。

その結果、17%が過食症と判断された。女性であること、喫煙者であること、体格指数(BMI)が高いことが過食症のリスク因子だった。反対に、年齢が高いこと、運動習慣がある、既婚者は過食症になるリスクが低かった。不安感や抑うつ症状は過食症と判断された人で多かった。研究者らは、過食症は若い肥満女性で多いが、男性、年長者、正常体重の人にも広く見られたと述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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