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たくさんの種類の食品を食べるのがいいわけではないらしい

多くの種類の食品を摂ることが健康にはよくないかもしれないという研究が10月30日、「PLOS ONE」オンラインに掲載された。

食事のガイドラインは、食事の多様、多くの種類の食品を摂取することを勧めている。この「食品の多様性」について、また、体内の代謝への影響もこれまで評価されたことはなかったという。今回、アメリカで行われた研究では、多民族動脈硬化研究の参加者5160人のデータを用いて、食事の多様性について、1週間で摂取した食品の種類、食品のカロリー配分、代謝的健康に与える影響などの指標で検討した。評価は5年後のウエスト周囲経の変化、10年後の2型糖尿病の罹患率とした。

その結果、食品の種類の多さとカロリー配分は、5年後のウエストにも10年後の糖尿病に影響していなかった。最も多様性の高い食事は、最も低い食事と比較して体幹部の脂肪を120%増加させていた。最も食事の質スコアの高い食事は、10年後の2型糖尿病リスクが25%低かった。研究者らは、まんべんなく多くの種類の食品を摂ることが食事の質を上げたり、代謝的健康につながるというわけではないようだとしている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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