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2016年の色はセレニティとローズクォーツ

専門色標準のプロバイダーである米パントン社(ニュージャージー州)は、2016年の色のトレンド予測としてセレニティとローズクォーツの2色を12月3日、発表した。

同社の色標準番号によるとPANTONE 15-3919 Serenity(セレニティ)とPANTONE 13-1520 Rose Quart(ローズクォーツ)になる。2016年の色は淡色系で静けさと内なる平和を具体化すると予測している。

同社の分析によると、消費者は現代の生活のストレスからの解放を求めて心理的に安全と安心を満たすような色を歓迎し満足感や幸福を追求することがより顕著になってきている。ブルートーンの“セレニティ”は激動の時代に休息とリラクゼーションの感情をもたらし、ピンクトーンの“ローズクォーツ”は思いやりと落ち着き感を伝えるとそれぞれの色のもつ印象を分析している。パントン社は2000年よりカラーのトレンド予測を発表しているが、2色を選択するのは今回が初めて。

美容業界への影響として、リップカラー、チーク、アイシャドー、ネイルカラーにさまざまなオプションを提供するだろうと予測している。多くのスキントーンに対してローズクォーツは陽気、健康的な輝きを追加することができ、セレニティはクールでさわやかなトーンを与えることに優れると指摘している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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