世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

ダイエットに成功しても甘いもの好きは直らない

ダイエットに成功しても人の甘味嗜好には変化がないようだという研究が3月18日、「Obesity Science & Practice」オンライン版に掲載された。

医師の指導下での減量では甘味に対する嗜好を抑えることが期待されている。甘いもの好きを修正することができれば、体重の維持に有益である。今回の研究は、医学的な体重管理と甘味への嗜好の関連を調査した。

調査対象はBMI32以上(平均値41.4)の成人肥満患者20人で14人は女性、平均年齢は53.1歳だった。甘味嗜好性は低カロリー食療法の前後で、forced-choice, paired-comparison tracking methodを用いて評価した。食事療法以前の甘味嗜好性平均スコアは0.45だった。12週間の食事療法終了後、体重の平均減量値は-13.3kg、変化率は-11.3%だった。甘味嗜好性平均スコアに有意な変化はなかった(P値 0.95)。

食事による減量達成には、甘いもの好きかどうかは関係なく、減量達成後の甘いものの好みにも変化がないことが明らかとなった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP