世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

LIFESTYLE

ワインの酸化防止剤「亜硫酸塩」基準を見直しか

欧州食品安全機関は4月14日、亜硫酸塩の安全性を「完全に確認する」ためにさらなるデータが必要という「News」を同機関のサイトに掲載した。

亜硫酸塩はワインの酸化防止剤やドライフルーツなどの漂白剤として広範に利用されている。欧州食品安全機関(European Food Safety Authority:EFSA) は、現在の使用基準は消費者保護のために十分であるとしながらも、安全への不確実性を減らすことのできる新しい研究データが提供されれば、EFSAは再検討するだろうと述べている。

摂取後に体内で同様の反応を示す7つの食品添加物(二酸化硫黄と6種類の硫酸塩)が一緒に考慮された。既存の一日摂取許容量は体重1kg当たり0.7mg/kgだが、多くの人はしばしばこの値を超えている。また、一部では亜硫酸塩に敏感な人もいる。EFSAの専門家パネルは、不足しているデータを得る研究実施後5年以内に、許容量を再検討するべきと推奨している。また、各食品に亜硫酸塩の実際の使用量を記すべきともしている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP