スタンディングデスクの効果が児童でも確認されたという研究が、「American Journal of Public Health」10月号に掲載された。
欧米では頻繁に利用されているというスタンディングデスクは、事務仕事を立って行うことで、創造性が上がり、健康にもろい効果があるとされている。今回の試験は、スタンディングデスクの健康への効果は子どもにもあるかどうかについて評価した。
アメリカテキサス州の小学３～４年生の児童193人を対象に、授業でのスタンディングデスク使用とBMIの変化との関連を調査した。調査期間は2年間で、通常の座っての授業、スタンドバイデスクを用いて立ったままの授業、最初の1年を立って、次の1年を座っての授業という３グループに分けた。年齢、BMI、人種、性別で調整後、座って授業のグループに対し、スタンディングデスク利用の2グループでBMIの有意な減少が見られた。スタンディングデスクで授業を受けていた学生のBMIパーセンタイル値は5.24%低かった。スタンディングデスク1年だけのグループと2年間ずっとのグループに有意差は見られなかった。
