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CPコスメティクス、マストツリーエキスにNrf2活性化作用を発見

スタイリングライフ・ホールディングスグループの株式会社CPコスメティクス(東京都新宿区)では、横浜市立大学との共同研究によりバンレイシ科のマストツリーから抽出したエキスに抗酸化作用を見出し、2014年に特許(特許第5463667号)を取得した。さらに研究を進めた結果、マストツリーエキスは肌において抗酸化システムのスイッチとして働くNrf2(ナーフツー)を活性化することを新たに見出した。

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マストツリーエキスは、バンレイシ科クロボウモドキ属マストツリーから抽出したエキスで、樹高が15m程度になる常緑高木。まっすぐに伸びる幹が、帆船のマストに用いられたことから、英名の名前の由来になった。緑陰樹や街路樹として熱帯アジア地域で広く利用されている。

シワやシミ等の皮膚のエイジングトラブルは、過剰なフリーラジカルや活性酸素が要因となる。ヒトの細胞にはその活性酸素などから防御する抗酸化システムが備わっており、その中心的な役割を果たすのがNrf2だ。

細胞が酸化ストレスを受けると、細胞質に存在しているNrf2が核に移動することで活性化。体の防御や修復に働きかける多くのタンパク質の産生を促して酸化ストレスから守る、抗酸化システムのスイッチの役割を担っている。

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特許成分であるマストツリーエキスはヒト細胞のNrf2を活性化することを明らかにした(右図)。このことから、マストツリーエキスを配合した化粧料を継続使用することでNrf2が活性化され、肌の抗酸化力が高まり、シワやシミを防ぐことが期待できる。

同社初の特許成分として、今後発売される商品にマストツリーエキスを活用する予定だ。

Inner Beauty Award 2025 ―受賞商品発表―

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