世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

CPコスメティクス、マストツリーエキスにNrf2活性化作用を発見

スタイリングライフ・ホールディングスグループの株式会社CPコスメティクス(東京都新宿区)では、横浜市立大学との共同研究によりバンレイシ科のマストツリーから抽出したエキスに抗酸化作用を見出し、2014年に特許(特許第5463667号)を取得した。さらに研究を進めた結果、マストツリーエキスは肌において抗酸化システムのスイッチとして働くNrf2(ナーフツー)を活性化することを新たに見出した。

d4775-158-402555-0

マストツリーエキスは、バンレイシ科クロボウモドキ属マストツリーから抽出したエキスで、樹高が15m程度になる常緑高木。まっすぐに伸びる幹が、帆船のマストに用いられたことから、英名の名前の由来になった。緑陰樹や街路樹として熱帯アジア地域で広く利用されている。

シワやシミ等の皮膚のエイジングトラブルは、過剰なフリーラジカルや活性酸素が要因となる。ヒトの細胞にはその活性酸素などから防御する抗酸化システムが備わっており、その中心的な役割を果たすのがNrf2だ。

細胞が酸化ストレスを受けると、細胞質に存在しているNrf2が核に移動することで活性化。体の防御や修復に働きかける多くのタンパク質の産生を促して酸化ストレスから守る、抗酸化システムのスイッチの役割を担っている。

d4775-158-762747-1

特許成分であるマストツリーエキスはヒト細胞のNrf2を活性化することを明らかにした(右図)。このことから、マストツリーエキスを配合した化粧料を継続使用することでNrf2が活性化され、肌の抗酸化力が高まり、シワやシミを防ぐことが期待できる。

同社初の特許成分として、今後発売される商品にマストツリーエキスを活用する予定だ。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New
美容経済新聞

美容経済新聞は、日本の美容業界に特化した専門的なニュースを提供するメディアです。業界の動向やトレンド、企業情報、製品情報など、美容に関する幅広いテーマを取り上げています。 編集部では、美容業界の取材や情報収集、分析を行い、業界内外の最新情報を主に美容業界関係者に向けて発信しています。私たちは「キレイをふやす」を企業理念として信頼性の高い情報提供を通じて美容業界の発展に貢献すべく努力しています。

  1. 美容経済新聞社がLNE社(フランス)とライセンス契約を締結

  2. 伊藤超短波が監修するエステティックサロンがベトナムにオープン

  3. Saas型在庫管理ソフトの「Spes(スペース)」社が シードラウンドでの資金調達を実施

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP