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WHOの国際疾病分類に漢方や鍼灸も新設

WHOが2018年を目指して進めている国際疾病分類第11版(ICD-11)のドラフトが10月11日、更新されている。ドラフトはウェブ上に公開されており、誰でも閲覧が可能。
http://apps.who.int/classifications/icd11/browse/l-m/en#/http%3a%2f%2fid.who.int%2fictm%2fentity%2f718687701

第11版では、伝統医学がはじめて取り入れられることとなっており、日本・中国・韓国が中心となったドラフトも完成しているという。内容は漢方医薬のほか、鍼灸も含まれる。正式に伝統医学が組み込まれることになれば、漢方の普及による市場拡大も見込まれるため、関係者の期待は大きい。

国際疾病分類(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems:ICD)は、国際連合の専門機関のひとつ「世界保健機関(World Health Organization:WHO)」が1900年にはじめて制定したもので、もともとは死亡原因を国際的共通の分類にすることを目的とした。現在では、疾病、障害、死因の世界共通の統計資料として活用されており、世界規模での人口問題、医学研究のほか、各国の健康福祉政策の資料となっている。現行のICDは、1990年改訂の第10版。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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