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毎日のコーヒー・紅茶からの余分なカロリーに要注意

アメリカ人が紅茶やコーヒーでどれだけ余分なカロリーを摂取しているか調査した結果が1月30日、米国イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のサイトに掲載された。研究の詳細は「Public Health」3月号に掲載される。

アメリカでは1億6千万人以上の人々が、コーヒーや紅茶を定期的に飲み、砂糖、クリーム、スパイス入りシロップなどのカロリーを含む添加物を飲み物に入れている。今回の研究では、コーヒーや紅茶への砂糖やクリームの添加により、アメリカ人がどれだけカロリー摂取量を増やしているかを分析した。対象を国民健康栄養調査でコーヒーを飲むと報告した1万3185人の成人と、紅茶を飲むと報告した6215人の成人サンプルとした。このデータは、成人アメリカ人の51%以上がコーヒーを飲み、26%近くが紅茶を飲むことを示唆していた。コーヒー派の約3分の2、紅茶派の約3分の1が、飲み物に砂糖やクリームなどを入れていた。

同大学運動生理学部のRuopeng An教授は「多くの人々は、砂糖、クリーム、ハーフ・アンド・ハーフ、ハチミツを入れてコーヒー、紅茶を飲むのを好む。 そしてこれら添加物は、エネルギーと脂肪は高密度で栄養価は低いものだ」。

コーヒーをブラックで飲む人は平均して甘味料、クリーム、またはその他の物質をコーヒーに加える人よりもカロリー摂取が平均69カロリー少ない。増加したカロリーの60%以上が砂糖に由来し、残りの大半を脂肪が占めた。紅茶では約43カロリー少なく、ほとんどが砂糖に由来した。毎日の摂取量は少なくとも体重増加の可能性があり、多くの人はこの事実を完全には理解していないようだとAn教授は述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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