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美容外科への理解と精神的安定

美容外科と精神的安定の関連を検討した研究が8月18日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。スペインにおける18歳以上の770人を対象の調査。

審美的な皮膚科治療「美容外科」の需要は近年増加している。本研究の目的は、一般的な人口の範囲内で、人々の美容外科的治療と精神的安定の関係、さらにその性差の関係を分析することだった。関係の評価には、「審美的皮膚科学および感情的幸福尺度(The Aesthetic Dermatology and Emotional Well-Being:DEBIE)」を適用、データ分析にはピアソン係数、スチューデントのt検定、R2とCohen’s dを用いた。

感情的幸福度(自尊心、楽観主義、モチベーション)と美容外科に対する知識と考え方との間には、直接的に比例する統計的有意な関係が特定された。性別による統計的有意な差も見られた。例えば、女性は男性よりも感情的幸福レベルが低く、美容外科に対する知識は豊富で、男性より積極的な考え方を示した。美容外科の知識を持ち積極的である人は、自信があり、より楽観的、意欲的、精神的に安定的であることが示唆された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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