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朝食を抜く習慣は動脈硬化症のリスク

日本人の死因第2位に挙げられている心血管疾患リスクと朝食を摂らないことが関連しているという研究成果が10月2日、「Journal of the American College of Cardiology」オンラインに掲載された。

食事の回数と質を含む毎日の習慣は、疾患への一次予防戦略の中で重要な位置を占める。朝食を抜くことは、心血管疾患リスク増加と関連する不健康な習慣と考えられている。今回の研究では、さまざまな朝食パターンと心血管リスクおよび臨床的アテローム性動脈硬化症との関係を調査した。無症状アテローム性動脈硬化症のコホートであるPESA試験参加者から、ベースライン時に心血管疾患が見られない40~54歳の成人4052人を対象とした。

朝食の3つのパターン、すなわち、1日総エネルギー摂取量の20%を超える高エネルギー朝食(対象者の27%に当たる)、5%から20%を占める低エネルギーの朝食(対象者の70%に当たる)、5%未満もしくは朝食抜き、の比較研究を実施した。その結果、伝統的および食事性の心血管疾患リスク因子の存在とは無関係に、高エネルギーの朝食と比較して、朝食を抜く習慣は、非冠動脈疾患およびアテローム性動脈硬化の発症リスク増加と関連していることが明らかとなった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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