ソフトコンタクト、5割がケアに無頓着、”ホウ酸フリー”の消毒液には高い関心
2013.07.22
編集部
ソフトコンタクトレンズの消毒液にホウ酸が入っていることに約7割が抵抗を感じている!株式会社メニコン(愛知県名古屋市)がソフトコンタクトレンズケアについての実態調査で、回答者の85%が”ホウ酸フリー”のケア用品に高い関心があることがわかった。また、カラーコンタクトレンズが急速に普及し、ソフトコンタクトレンズ利用者の意識は“高度管理医療機器”から“オシャレアイテム”へと大きく変化、その影響でコンプライアンスが低下しているともいわれている。それを裏付けるように、約5割はソフトコンタクトレンズのケアを意識していない、という驚きの事実も発覚した。
同調査は2013年4月24日~26日にインターネットを通じて、ソフトコンタクトレンズを使用する(1日使い捨てタイプ除く)全国の20~50代の男女800人に実施した。
調査結果によると、回答者の48%と約5割の人が、ソフトコンタクトレンズのケアを意識していない危険な現実が判明。また、約7割(66%)の人はソフトコンタクトレンズ消毒液の成分表示を確認せずに購入しており、消毒液を選ぶ基準は「価格」(82.6%)や「いつも使っているから」(49%)などが多数だった。
ホウ酸について少なからず知っている762人に対して「ソフトコンタクトレンズの消毒液に、ホウ酸が入っているものがあることを知っているか」という質問には、83.7%が「知らなかった」と回答した。ホウ酸のイメージは8割以上が「ゴキブリ駆除」 。762人に、「消毒液に、ホウ酸が入っているものがあることについて、どう思うか」を尋ねると、約7割の人が少なからず抵抗を感じると回答した。「ホウ酸が入っていないソフトコンタクトレンズ消毒液を使ってみたいか」という質問に、「是非利用してみたい」(20.1%)、「利用してみたい」(64%)の合計84.1%がホウ酸が入っていない、いわば“ホウ酸フリー”のソフトコンタクトケア用品への関心の高さを示した。
仕事をしている554人に「仕事のストレスによる感じる体の悩み」では、1位「疲れ目」(65.9%)、2位「肩こり」(57.9%)という回答だった。そんな疲れ目対策が「目薬」が約6割、約3割が疲れ目対策をしていない実態も判明した。