静岡県 健康福祉部 生活衛生局薬事課は26日、県内の化粧品生産金額の動向について誤りがあったと発表した。2014年から2016年まで全国第1位としていたが、実際は2014年と2016年が3位、2015が5位だった。

理由は、経済産業省によると、一部の企業において報告値の誤りがあったことが判明したためとしている。具体的には、これまで2014年が3147億円、2015年が4045億円、2016年が4237億円といずれも1位だったが、修正後の生産額はそれぞれ1517億円（3位）、1381億円（5位）、1645億円（3位）とそれぞれ大きく減額した。

今回の修正に伴い、医薬品・医療機器・化粧品の合計生産金額については、2010年から2015年まで6年連続全国第1位としていたが、2015年は2位となった（2016年と2017年は未公表）。

また、2017年の化粧品生産金額については4289億円で1位としていたが、同様の理由で1689億円の3位に転落した。

同県によると、「2014年以降の値が下方修正されたが、本県の化粧品生産金額は全国トップクラスであることに変わりはない」としており、同県の成長産業としてさらなる発展を期待している。