ミルボン、IFSCCミュンヘン大会2018で「最優秀賞」受賞

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2018.10.10

編集部

業務用ヘア化粧品メーカーの株式会社ミルボン(大阪府大阪市)は、ドイツ・ミュンヘンで開催された化粧品技術を競う世界最大の研究発表会「国際化粧品技術者会連盟ミュンヘン大会2018」(IFSCC Congress 2018、9月18日~21日開催)において、533件(口頭発表85件、ポスター発表448件)の研究発表の中から、ポスター発表部門の「最優秀賞」を受賞した。

受賞した発表タイトルは「髪の未来予測」で、受賞者はミルボン開発本部の永見恵子氏。

研究では、革新的な頭髪解析技術を開発することを目的として、20代から70代の日本人女性2461人の毛髪と頭皮を網羅的に調査した結果、1)マイクロスコープ画像中の黒髪面積値から髪年齢を算出、2)頭皮が黄色いほど、加齢に特徴的な毛髪の形状変化が進み、髪のツヤが低下する、3)頭皮が赤いほど、白髪が進行する、といった3点を見出した。

これらの指標を利用して、組込み機器向けハードウェアやソフトウェアの販売などを手掛けるアイティアクセス株式会社(神奈川県横浜市)と共同で『Smart Skin Care®』の頭髪解析技術を開発した。この装置により、たった1枚の頭髪のマイクロスコープ画像を撮影するだけで、髪年齢と未来の髪の状態予測ができる。

この技術を用いることで、将来的には、美容室において科学的な測定結果に基づく一人ひとりに合わせた頭皮ケアの提供が期待される。

IFSCC Congressは世界中の最新化粧品研究について、化粧品技術者が日頃の研究技術や成果を競い合う、2年に1回行われる大会で、化粧品業界で最も権威のある大会。

参考リンク
株式会社ミルボン

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