カエタステクノロジー、美容師の“手荒れ”防ぐクリームを開発

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2018.10.12

編集部

ヘルスケア領域の受託研究・製品開発事業などを手掛けるカエタステクノロジー株式会社(愛知県名古屋市)は11日、看護師、美容師、調理師などが抱える職業病ともいえる“手荒れ”を解決する、高機能ハンドクリーム『Hands ÅP.P.(ハンズエープロフェッショナルプロテクション)』を開発したと発表した。

「プロフェッショナルの手肌を守りたい」(代表取締役社長の土佐徳彦氏)という想いから、保湿力、持続力、使用感に満足できる機能を備えるクリームが必要と判断。真皮・表皮の上層で機能する「第3の皮膚」として肌をプロテクトできる製品開発に着手した。

「第3の皮膚」に適合する素材として、撥水性のシリコン系ポリマー(シクロペンタシロキサン、ジメチコン、PEG-10ジメチコンなど)に着目。これにより保護膜を作り、肌の蒸散量を抑え、水をはじいて、外的刺激からしっかり肌を守る。

また、皮膚の角質層のケラチンに作用する「異性化糖」の配合により、しっとり保湿をキープ。さらにガゴメ抽出物中のF-フコイダンなどの高分子多糖類などの美容成分を定着させ、肌をみずみずしく保つ。

同社の試験によると、無塗布、『Hands ÅP.P.』塗布、比較品塗布の3群にわけて角質水分量、角質水分蒸発量の6時間経時変化を観察すると、『Hands ÅP.P.』塗布は、他と比べて高い角質保水量を示した。また、乾燥小じわ対策にも有効か否か、抗̪̪シワ機能評価試験および3次元レプリカ測定を実施すると、『Hands ÅP.P.』の4週間の継続利用で、乾燥による小じわを目立たなくする美容効果が得られた。

開発に当たっては、美容室のOASIS南青山店の協力を得て、商品モニタリングも実施。統括ディレクターの羽部悠高氏は「これまで美容師の手荒れは、病院で薬をもらうしかなかった。『Hands ÅP.P.』が全国の美容師の手に届いて、手荒れなく仕事ができるようになってほしい」と訴えた。

『Hands ÅP.P.』は、10月13日から東急ハンズ、ロフト(一部店舗)、PLAZA(一部店舗)・#0107PLAZA、ショップイン(一部店舗)、ローズマリーなどで販売開始し、同月20日より、順次一般販売も展開する。容量50g、価格2200円(税抜)。

参考リンク
カエタステクノロジー株式会社

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