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眉間のしわにもカルシウムハイドロキシアパタイト注が有効

顔面への注入用充填剤として利用されているカルシウムハイドロキシアパタイトの顔上部1/3への効果を評価した成果が10月25日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

カルシウムハイドロキシアパタイトは現在、主にあごのラインやほうれい線部分の溝のリフティングなど顔の中間~下に使用されることが多く、こめかみ、眉間、額などの顔の上部にはヒアルロン酸充填剤が標準治療となっている。

今回、2016~17年に実施された、顔上部1/3へのさまざまな注入法によるカルシウムハイドロキシアパタイト注射の安全性、有効性および合併症率を検討した。対象は30~73歳までの70人、うち61人が女性だった。カルシウムハイドロキシアパタイト注射を、標準稀釈のエピネフリンを含む16.7%のリドカイン)で用い、多くの注入にはカニューレを用いた。カルシウムハイドロキシアパタイト注射はすべての治療で有効性を示し、高い忍容性を示した。重大な合併症は記録されなかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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