一日数分の階段往復に健康促進効果

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2019.01.24

国際部

一日数分の階段往復にも健康改善効果があるという研究結果が118日、カナダのMcMaster Universityからプレスリリースされた。研究の詳細は「the journal Applied Physiology, Nutrition and Metabolism」に掲載されている。

以前の研究では、短時間の激しい運動を繰り返したり、1回のセッションで激しい運動と休息を繰り返したりするトレーニングが有効であることが示されている。このことから、今回の研究では、座りがちな若年成人を対象に、「スナック(snacks)」と名付けた階段昇降のエクササイズの効果を調査した。効果の判定は、長寿と心血管系に関連する重要な健康マーカーである心肺機能(CRF)の改善とした。「スナック」とは、踊り場から踊り場、または、下の階から上の階までの一連の階段を3つ分を13回、14時間間隔で駆け上るエクササイズ。この「スナック」を週3回、6週間続けた後の健康状態を、「スナック」なしのグループと比較した。その結果、最大酸素摂取量に顕著な改善が見られ、「スナック」エクササイズの心肺機能改善効果が示唆された。

論文の上級著者で同大学運動学部のMartin Gibala教授は「オフィスタワーで働いている人やアパートの上階に住んでいる人は、午前中、昼食時、夕方と、階段の上り下りによる効果的なトレーニングをしていることになる」と述べている。

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