エイボン・プロダクツ（ロンドン）は、オンデマンド配達サービスを展開する Rappi社と提携して南米市場で購入後２時間以内に化粧品を配達するサービスを開始すると、このほど、発表した。まずは試験的にブラジルのサンパウロ、コロンビアのボゴダ、メデジン地域のエイボンの顧客を対象に２時間以内の配達サービスをスタートさせる。対象になる製品はおおよそ100種類。

Rappi社は、ブラジルに100万人以上の加入者を抱えており、南米全域でプレゼンスを強化している。第一弾の試験サービスを介して、2019年前半にもブラジル国内の他の都市やアルゼンチン、チリ、メキシコの主要都市にもサービス拡大を見込んでいる。配達サービスの短縮化は、同社が掲げる「Open Up Avon」戦略の一環で、南米市場の顧客満足度を向上させて収益増加を目指す。