フッ化アミン/塩化スズ配合歯磨き、歯垢除去に効果

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2019.03.6

国際部

フッ化アミン(アミンフルオリド:amine fluoride)および塩化スズ(stannous chloride)を含む歯磨き粉の効果を検討した結果が225日、「International Journal of Dental Hygiene」オンラインに掲載された。

この研究は、試験的に作成されたフッ化アミン/塩化スズ配合練り歯磨きの歯垢および歯肉炎に対する有効性を評価するため、単一施設無作為化二重盲検並行臨床試験で行われた。試験歯磨きに対して、虫歯予防歯磨きに広く使用されているモノフルオロリン酸を配合した歯磨きを対照として比較した。対象者240人は、歯磨きを12回、家庭で通常の方法で行い、12週間を試験期間とした。試験前、3週間後、12週間後に、プラーク指数、歯肉指数、修正歯肉溝出血指数および安全性の評価を行った。

平均プラーク指数は試験歯磨き群で0.87±0.35、対照歯磨き群で0.65±0.41減少した。指数減少における群内差および群間差は統計的に有意だった(P0.001)。平均歯肉指数および修正歯肉溝出血指数は、時間とともに有意に減少した(P0.001)。対照歯磨きと比較して、フッ化アミン/塩化スズ配合の練り歯磨きは、臨床的に意味のある、より顕著な歯垢減少をもたらした。

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