4日間の地中海式食事法で持久力改善
2019.03.12
国際部
地中海式食事法でスポーツのパフォーマンスが改善できるかを調査した結果が2月13日、「Journal of the American College of Nutrition」オンラインに掲載された。
研究の参加者は活動的な女性7人および男性4人(BMI 24.6±3.2、年齢28±3歳)。4日間の地中海式食事を摂った後に運動パフォーマンステストを実施した。その後9-16日のウォッシュアウト期間を設け、さらに4日間の西洋式食事を摂った後に運動パフォーマンステストを行う無作為化クロスオーバー試験で、各食事の運動への影響を比較した。運動能力は、持久力運動パフォーマンスを5 kmのトレッドミルタイムトライアルで評価。 無酸素運動パフォーマンステストには、ウインゲートサイクルテスト、垂直ジャンプテスト、およびハンドグリップダイナモメトリーが含まれた。
その結果、地中海式食事は、西洋式食事よりも5 km走行時間が6%±3%速かった(27.09±3.55分 対28.59±3.21分)。無酸素運動パフォーマンステスト、ウインゲートサイクルテスト、垂直ジャンプテスト、ハンドグリップダイナモメトリーの結果には食事による差は見られなかった。研究者らは「地中海式食事が最短4日間で持久力運動パフォーマンスを改善するのにも有効であることが示された」と述べている。