マンゴスチン+アロエ+緑茶のニキビ薬で高い効果
2019.06.5
国際部
マンゴスチン、アロエ、緑茶の抽出物を配合した抗ニキビ薬の効果を試験した結果が5月30日、「 Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology」オンラインに掲載された。
マンゴスチン(Garcinia mangostana)の皮、アロエ(Aloe barbadensis)の葉、チャノキ(Camellia sinensis)の葉からの抽出物を25:50:1の割合で配合した抗ニキビハイドロゲルの有効性を市販のクリンダマイシン1%ゲルと比較した。
その結果、ベースラインからの総炎症性病変数は、抗ニキビハイドロゲル群では減少が確認されたが、クリンダマイシン1%ゲル群ではされなかった。 抗ニキビハイドロゲル群ではクリンダマイシン1%ゲル群よりも平均ASIのより大きな減少が見られたが統計的有意差はなかった。ベースラインからの皮膚の発赤の顕著な減少は、抗ニキビハイドロゲル群で塗布3日目に見られたが、クリンダマイシン1%ゲル群では見られなかった。平均メラニン値の有意な減少は、抗ニキビハイドロゲル群で塗布14日目に見られたが、クリンダマイシン1%ゲル群では見られなかった。両薬品とも忍容性は高く、重篤な有害事象の報告はなかった。