魚の摂取は大腸癌リスクの低下とも関連

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2019.07.1

国際部

魚および長鎖n-3多価不飽和脂肪酸の摂取は大腸がんのリスク低下と関連することを示した研究結果が625日、「Clinical Gastroenterology and Hepatology」オンラインに掲載された。

研究は「がんと栄養に関するヨーロッパの前向き調査(EPIC)」コホートを用いた。コホート参加者521324人(追跡期間中央値14.9年で6291人が大腸がんを発症)の食事データから魚および長鎖n-3多価不飽和脂肪酸の摂取量を推定した。

その結果、魚の総摂取量、脂肪のある魚、赤身の魚は大腸がんの発生率と逆相関していた。長鎖n-3多価不飽和脂肪酸の摂取も大腸がんのリスク低下と関連していた。研究者らは「推奨レベルでの魚の定期的な摂取が、大腸がんのより低いリスクと関連している。血漿中の長鎖n-3多価不飽和脂肪酸レベルは大腸がんリスクと関連していなかったが、結腸の異なる領域でリスクに差がある可能性がある」としている。

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