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肥満手術後に皮膚がん発生率の低下を確認

肥満手術と皮膚がんの発生率低下と関連があることを示した研究論文が10月30日、「JAMA Dermatology」オンラインに掲載された。大腸、直腸がんや乳がんなどは肥満との関連が認められるが、皮膚がんと肥満との関連を調査した研究は少ない。今回スウェーデンの肥満患者研究に参加した4047人を対象に、肥満手術と黒色腫を含む皮膚がんの発生率との関連を検討した。

その結果、肥満手術は黒色腫リスクの大幅な低下および皮膚がんのリスク低下に関連していることが判明した。皮膚がんのリスク低下は、ベースライン時のBMIまたは体重、インスリン、グルコース、脂質、およびクレアチニンの値、糖尿病の有無、血圧値、アルコール摂取または喫煙の有無などにと関連していなかった。研究者らは、この研究の結果は、肥満手術が黒色腫を含む皮膚がんのリスク低下と関連していることを示唆すると述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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