母親からのみ伝わる「老化」に関わる遺伝子

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2013.08.27

編集部

「Nature」誌オンラインに21日掲載された論文によると、ミトコンドリアDNAは変異を蓄積して老化の原因となるだけではなく、母親から変異を受け継ぐことで老化を早める原因となることが分かったという。

これはスウェーデンにある欧州を代表する医学施設カロリンスカ研究所のRoss博士やドイツの誇る医学研究機関マックス・プランク研究所のJames B. Stewart博士らによる、マウスの遺伝子を使った研究の成果。

ミトコンドリアは体内でエネルギーを生産する機能を担っていることは早くから知られており、エネルギーを作る能力をアップさせることで、体力をつけ、若く、健康な体になるという考えから、ミトコンドリアと若返りの関係が研究されてきた。日本では、2011年に日本医科大学・太田成男教授による「体内のミトコンドリアを増やせば体は一週間で若返る」という記事が雑誌に掲載され、筋肉に多く含まれているミトコンドリアを刺激し、増やすために推奨された「毎日1分の片足立ち」や「ヨガ」、「太極拳」などがブームとなった。

今回の研究では、ミトコンドリア変異が老化を早める原因ともなることが示唆された。通常の遺伝子が父母両方の性質を受け継ぐのに対して、ミトコンドリアDNAは母親からのみ受け継がれ、母性遺伝とも呼ばれているため、老化の経過は母親に似るのかもしれない。

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