花王、「Curél」ブランドの英国、米国での販売開始

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2019.10.15

国際部

花王株式会社は、10日、2019年10月より英国と米国で、「Curél」(キュレル)ブランドのフェイスケアアイテムの販売を開始すると発表した。「キュレル」は、花王グループ化粧品事業における、グローバル戦略ブランドの一つで乾燥性敏感肌研究を背景に生まれた技術を軸にブランド育成を進めてきた。新市場への参入で国内のみならずグローバルでの展開をさらに強化する計画。

「キュレル」は、1984年に米国で乾燥肌のためのハンド&ボディクリームブランドとして誕生し、1998年に花王グループに加わった。以後、花王は、乾燥により肌が敏感になる原因のひとつに「セラミド」不足があることに着目し、独自開発したセラミドケア技術の応用により、1999年、日本で新たに「キュレル」のボディケア、翌年にフェイスケアを開発した。

同ブランドはアジア市場では、2009年の香港を皮切りに、複数の国・地域に事業を展開し、アジアの乾燥性敏感肌の顧客層から多くの支持を得ているという。

今回はアジア圏での成功を得て、日本発フェイスケアアイテムの販売を英国、米国で開始。グローバルでの展開をさらに強化し、世界の敏感肌ケア市場でユーザーの拡大を図る。英国ではドラッグチェーン「Boots」約100店舗とBootsオンラインショップ、米国ではULTA BEAUTYの約400店舗とULTAオンラインショップで取り扱われる。インフルエンサーや、ウェブ施策などを通じて現地の利用者への認知度を拡大し、新顧客獲得を目指す。

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