米高級デパートチェーンのバーニーズ・ニューヨークは、 米オーセンティック・ブランズ・グループ（ABG）に資産をおおよそ2億7100万ドルで売却することで最終合意し、チェーン店の閉鎖に向け、クリスマス商戦前にセールを開始するようだ。米経済紙ウォール・ストリート・ジャーナル（11月1日付け）は、再建計画として同デパートのニューヨーク、ロサンゼルスの旗艦店やアウトレット店などを閉鎖し、従業員約2000人を解雇する可能性もあると報じた。

ABGは Nine West（ナイン ウェスト）、Juicy Couture（ジューシークチュール）などを含む50以上のブランドのライセンス事業を手がけているマネジメント会社。 ABGは、カナダの小売り大手ハドソンズ・ベイとライセンス契約を結び、ハドソンズ・ベイ傘下の高級デパートサックス・フィフス・アヴェニューとバーニーズ・ブランドを共同所有する方針。