ニキビへの回折レンズアレイ搭載のピコ秒レーザー

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2019.11.19

国際部

中国人患者のニキビ瘢痕に対する回折レンズアレイ搭載のピコ秒アレキサンドライトレーザーの安全性と有効性を評価した結果が11月10日、「Lasers in Surgery and Medicine」オンラインに掲載された。

顔面ニキビ瘢痕のあるフィッツパトリックのスキンタイプIIIおよびIVの中国人患者20人を対象に4〜6週間の間隔で3回のピコ秒レーザー治療後、2カ月間のフォローアップを実施した。瘢痕の評価はECCA分類を使用し、担当医師が行った。また、炎症後紅斑(PIE)の改善、痛みのスコアと副作用も評価された。

その結果、平均ECCAスコアは197.75±35.26から142.00±35.92に有意な低下を示した(28%の改善)。患者の自己評価に基づく平均改善スコアは2.30±0.98だった。治療への評価は、患者の50%で「満足」、30%で「非常に満足」と報告された。局所麻酔での平均疼痛スコアは3.20±0.50(0 =疼痛なし、10 =最大疼痛)だった。副作用には一過性および軽度の紅斑、浮腫、瘡蓋が見られた。回折レンズアレイ搭載のピコ秒アレキサンドライトレーザーによる治療は、中国人患者のニキビ瘢痕に対して効果的かつ安全であることが示された。

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