インドではさまざまなヘアケアルーチンのメリットへの認識が高まっており、美容ブランドおよびパーソナルケアブランドにとっては、製品をアップグレードする機会が増加しているようだ。グローバル市場調査会社ミンテルのブログ（1月9日）でインドのヘアケア市場の最近の動向を明らかにした。インドの多くの消費者は公害、脱毛、紫外線への懸念を持っており、これら３項目に焦点を当てたヘアケア製品を模索している。植物ベースの成分を組み合わせることや、水分補給や活性化などの利点を取り入れることなどが期待されている。インド市場で注目される3つのヘアケアのトレンドは次の通り。

【ヘアケアのインド市場の３つのトレンド】
◆複数の効果を一つの製品に求める
インドの消費者は多忙なライフスタイルにより、最小限の労力で健康的な髪を維持することに関心が高まっている。一つの製品に複数のメリットを求めることにつながる。また、シャンプー、オイルなどの基本的な製品に加えて、コンディショナーやスタイリング剤などのより高度なヘアケア製品に関心が移行している。

◆外部要因からの保護効果を強化する
大気汚染への懸念の高まりにより、頭皮ケアおよびヘアケアカテゴリの汚染防止への関心が高まっている。インドの消費者の5人に2人は、汚染が髪の毛に影響を与えていると思っているという。紫外線、熱、汚染から保護する酸化防止剤などの機能性成分を含む製品は、インドのヘアケアセグメントで需要が高まると予想される。

◆天然成分への関心が高まる
インドでは数年前から自然派のヘアケア製品の人気が高まっている。 植物や野菜の成分を含む製品への関心も高まっている。ヘアケアブランドは、植物ベースの製品を発売するか、ココナッツやオリーブなどの信頼できる天然成分を現在の配合に組み込むことで、ビーガントレンドが活用できる。