コンタクト装用者の細菌性角膜炎リスクを方程式で算出

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2020.02.17

国際部

コンタクトレンズ装着者の細菌性角膜炎リスクとその要因を調査した研究結果が1月27日、「Cornea」オンラインに掲載された。世界で約3億のコンタクトレンズ装用者がおり、頻繁に発生する細菌性角膜炎は公衆衛生的重要な課題である。

今回の研究では、コンタクトレンズ関連細菌性角膜炎患者、および健常対照者に52項目質問票を渡し、匿名で回答してもらい、単変量ならびに多変量ロジステッィク回帰解析を行った。回答は患者1198人、対照者1069人から収集できた。

その結果、1日使い捨てレンズの細菌性角膜炎の危険因子はレンズ交換期間の超過、および時折の睡眠時レンズ装用だった。そのほかのレンズの最も大きな危険因子はレンズ洗浄液、およびレンズケースの未交換だった。統計的かつ臨床的有意な変数を用いて開発された細菌性角膜炎リスク方程式では、リスクを個別に算出できた。このリスク方程式は、コンタクトレンズ装用に関連するリスクについての患者教育にも有用なツールだった。

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