電話カウンセリングによる遠隔医療でリバウンド防止
2020.06.18
国際部
電話カウンセリングを介してリモートで提供される肥満管理の効果を検証した研究成果が6月15日、「JAMA Network Open」オンラインに掲載された。
フロリダ州14郡で肥満カウンセリングにより減量に成功した445人を、個別電話カウンセリングまたは集団電話カウンセリングを介して提供される肥満ケアグループ1および2、または電子メールを介して提供される肥満教育管理プログラム(対照グループ)の3つの介入グループに無作為化した。主な評価項目結は、最初の介入の終了(4か月)から最終追跡調査(22か月)までの体重の変化とした。また、フォローアップ時に10%以上の体重減少を達成した対象者の割合も評価した。
ベースライン時の平均体重は99.9kgで、初期介入後の平均体重減少量は8.3kgだった。フォローアップ時の平均リバウンド量は、個別電話カウンセリンググループで2.3kg、集団電話カウンセリンググループで2.8kg、および対照グループで4.1kgだった。また、個別電話カウンセリンググループは、対照グループと比較して、臨床的に意味のある減量を達成した参加者の割合が高かった。