ニキビ治療に使われる抗炎症薬ダプソン

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2021.02.25

国際部

ハンセン病治療のために開発されたというダプソンは、現在では難治性の皮膚疾患、類天疱瘡、持久性隆起性紅斑、色素性痒疹、天疱瘡などに使用されている。今回は、尋常性ざ瘡(ニキビ)に対するダプソンの使用状況をまとめた結果が2月18日、「Journal of cosmetic dermatology」オンラインに掲載された。

MEDLINE、EMBASPubMedなどのデータベースを用いて、ニキビに対するダプソンの使用に関する文献のレビューを実施。以前より臨床の現場で使用されてきたダプソンによる研究と臨床診療に与えた影響を調査し、ダプソン治療の用量と副作用を調査した。

その結果、経口および局所ダプソンは尋常性ざ瘡および劇症型ざ瘡に使用されていた。全身性ダプソンは他の治療選択肢よりも効果が低いと考えられた。経口ダプソンはイソトレチノインが禁忌または許容されない患者への重要な代替療法ではあると結論された。

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