世界でチョコレートの製品開発が減少しているようだ。グローバル市場調査会社ミンテルがこのほど発表した調査結果によると、チョコレートの新製品開発が過去12ヶ月間で25％落ち込んだ。

世界のチョコレート発売の4分の1以上（28％）は、クリスマス、イースター、バレンタインデー、ハロウィーンなどの季節限定になるが、過去12か月で、すべての季節限定チョコレートの発売が18％減少し、チョコレート業界全体の新製品開発が14％減少した。同社フード＆ドリンク部門ディレクターのMarcia Mogelonsky氏は、 「多くの製造業者は、コロナ渦、経済が改善するまで新製品開発への予算と投資を停滞させている」と述べている。

新しいチョコレート開発として注目されているのはビーガンで、2020年3月〜2021年2月の1年間に世界で発売されたチョコレートの20分の1強を占めた。イギリスでは新製品のほぼ5分の1（17％）がビーガンで、ドイツ（11％）、 米国（6％）、オーストラリア（5％）、南アフリカ（5％）と続いた。