オメガ3サプリがストレスを緩和し加齢を遅らせる

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2021.04.27

国際部

オメガ3のサプリメントがテロメラーゼ、コルチゾール、および炎症のストレス応答性に影響するかを検討した試験結果が4月20日、「Molecular Psychiatry」オンラインに掲載された。

座りがちで過体重の参加者138人(40-85歳、女性93人)を1日にオメガ3サプリメント2.5g、または1.25g、およびプラセボのいずれかのグループに無作為化し、4か月間摂取する試験を実施した。ストレス反応を起こす音声ストレッサーを用い、唾液および血液サンプルから唾液コルチゾール、末梢血リンパ球のテロメラーゼ、および抗炎症性サイトカイン(インターロイキン-10; IL-10)および炎症誘発性サイトカイン(インターロイキン-6; IL-6)などを測定した。

その結果、サプリメント摂取前の反応性、年齢、患者が仰向けに寝た状態で測定する腹部縦径(sagittal abdominal diameter)、性別で調整後、オメガ3サプリ摂取によりテロメラーゼとIL-10のストレス反応性が変化した。サプリメント摂取グループでは、テロメラーゼは平均24%、IL-10は平均20%の低下が見られた。プラセボグループと比較して、高用量のオメガ-3摂取2.5gグループのみがストレスの負荷中の損傷を抑制し、コルチゾールとIL-6をそれぞれ平均19%と33%低下させた。ストレス時の全体的な炎症とコルチゾールレベルを下げ、回復中の修復メカニズムを高めることにより、オメガ-3は加齢の速度を遅らせ、うつ病のリスクを減らす可能性があると結論された。

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