狭帯域紫外線B光線がニキビ治療に効果

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2021.05.31

国際部

ニキビへの光線療法の効果を調査した試験結果が5月20日、「Photobiomodulation, photomedicine, and laser surgery」オンラインに掲載された。

尋常性ざ瘡(ニキビ)への2種の光線療法、狭帯域紫外線B光線療法 (NBUVB) と赤色発光ダイオード (LED) の効果を比較。軽度から中等度の顔面ニキビのある45人を狭帯域紫外線B光線療法グループ、赤色発光ダイオードグループ、光線治療なしでエリスロマイシンのみの対照グループに無作為化し、4週、8週時点のニキビ病変数および重症度を評価した。

その結果、3つのグループすべてでニキビの顕著な改善が確認された。ニキビ病変数は狭帯域紫外線B光線療法グループで有意に少なかった。変数調整後の効果は赤色発光ダイオードグループに比べ、狭帯域紫外線B光線療法グループで高かった。しかし、赤色発光ダイオードグループと対照グループに統計的な差は認められなかった。研究者らは、2つの光線療法がともにニキビ治療に有効であったとし、両者の比較では狭帯域紫外線B光線療法でよりニキビ数が減少し、重症度が改善できたと述べている。

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