筋トレの継続で男性の骨老化は防げる

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2021.06.11

国際部

高強度の筋トレが男性の骨の老化を抑制するという研究結果が5月14日、「JBMA Plus」オンラインに掲載された。

長期トレーニングの経験のある40~85歳の男性69人を対象に、継続的な筋力トレーニングとスプリントトレーニングが骨の老化に及ぼす影響を評価した。週2回の筋力トレーニングとスプリントトレーニングを続けるグループとトレーニング回数を減らし筋トレの代わりに持久力トレーニングを行ったグループに分けて10年間を比較した。骨の評価は末梢定量的コンピュータ断層撮影 (pQCT) で行い、経時的変化を線形混合モデルで分析した。

脛骨遠位の総骨ミネラル含有量 (BMC)、骨梁の体積骨ミネラル密度 (vBMD)、圧縮強度指数、および脛骨中部皮質断面積とトレーニングとの相互作用はそれぞれのグループで確認された。追跡期間の10年間にわたって、これらの相互作用はトレーニングを継続したグループで維持された。トレーニングの負荷を減らしたグループでは骨特性の低下が確認された。

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