ニキビ治療に局所抗菌ペプチド併用で効果改善

最新商品

2021.06.25

国際部

尋常性ざ瘡(ニキビ)へのイソトレチノイン治療に併用した局所抗菌ペプチドの効果を検討した論文が6月18日、「Journal of cosmetic dermatology」オンラインに掲載された。

今回の試験は軽度から中等度のニキビがあるロシア人60人(半数は女性、平均年齢19.5±5.6歳)を全身イソトレチノイン投与(0.3mg/kg/day)の単独療法グループと全身イソトレチノインにグラニュライシン由来ペプチド(GDP-20)を併用したグループに無作為化し、治療効果と忍容性を比較した。

その結果、主要評価項目の12週の病変数変化では、併用療法グループで開放面皰(黒ニキビ)平均数が21.4±6.1から4.4±2.5に減少、閉鎖面皰(白ニキビ)平均数が7.6±3.5から2.4±1.05に減少、炎症性丘疹および膿疱の平均数は6.1±1.03から1.4±0.2に減少が見られた。

#

↑