アンチエイジング化粧品の成分濃度評価結果

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2021.07.8

国際部

市販のアンチエイジング化粧品に含まれる活性化合物の品質管理調査を行った結果が6月25日、「Cosmetics」オンラインに掲載された。

アンチエイジング化粧品の一般的成分はビタミンAとE、およびコエンザイムQ10である。今回の研究では検証済みのHPLC-UVメソッドを使用して、ビタミンA(35製品)、ビタミンE(49製品)、およびコエンザイムQ10(27製品)を含む市販化粧品の品質を評価した。

ビタミンAは、レチノール、パルミチン酸レチニル、プロピオン酸レチニル、βカロテン、およびレチノ酸ヒドロキシピナコロンとして950ng/gから19mg/gの範囲で測定された。レチノール活性当量で表される総ビタミンA含有量は、160ng/gから19mg/gの範囲で、テストされた35の化粧品のうち6製品で欧州委員会消費者安全科学委員会(SCCS)が推奨する最大濃度を上回っていた。コエンザイムQ10は、4.2 µg/g~100µg/gの濃度でユビキノンとして測定され、42%で不適切な表示が確認された。これらの結果から、より厳格な化粧品規制の必要性が明らかになり、特に活性化合物の含有量を評価することにより、それらの有効性と安全性の保証における品質管理の重要性が示唆された。

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