太極拳が肥満中年のウエストに効果

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2021.07.15

国際部

太極拳が中高年の中枢性肥満に及ぼす影響を検討した無作為化比較試験の結果が6月1日、「Annals of Internal Medicine」オンラインに掲載された。

2016年2月27日から2019年2月28日に香港で実施されたこの研究では、50歳以上の中心性肥満男女543人を運動なしのグループ(対照)、有酸素運動と筋力トレーニングからなる従来の運動グループ、太極拳グループの3つに1:1:1の比率で割り当て、12週間の介入試験を実施した。

その結果、対照グループのベースラインから12週までのウエスト周囲平均差は0.8cmだった。対照グループとの比較で、従来の運動グループでは-1.3cm、太極拳グループでは-1.8cmと減少が見られた。また、対照グループとの比較で、従来の運動および太極拳の両グループとも体重とHDL-Cレベルに減少が確認された。ウエスト周囲と体重の減少は従来の運動および太極拳の両グループで維持されたが、38週目のHDL-Cレベルの減少は太極拳グループのみで維持が確認された。

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