オリーブオイルの代替療法の可能性を探る

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2021.07.19

国際部

局所塗布におけるオリーブオイルの抗炎症効果を検討した研究が6月30日、「Dermatology research and practice」オンラインに掲載された。

オリーブオイルは、傷、疼痛、感染症の伝統的な治療法として使用されており、局所使用での有効性と副作用が見られないことがさまざまな臨床試験で報告されている。今回の研究では、ベースで検索を行い17件の文献を分析対象とした。その結果、糖尿病性足潰瘍、アトピー性皮膚炎、おむつかぶれ、表皮切開創、潰瘍性乳頭炎など、さまざまな症状にオリーブオイルを使用した経験が確認できたが、信頼できるエビデンスを提供した文献はなかった。

今回レビューされた文献からの情報によると、オリーブオイルは効果的で安全で利用可能な治療法であると考えられ、オリーブオイルが化学物質ベースの治療の頻繁な使用を最小限に抑えるための代替療法であることを示唆している。今後、より多くの研究でエビデンスを重ねることが有益であると考えられた。

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